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屋根の形状とそれぞれのメリット・デメリット

住宅の屋根の形状の種類は数多くあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

また同じ建坪の住宅でも、屋根の形状によって塗装やリフォームにかか費用も変わってくるため、まずは自分の家の屋根がどのような形状なのかを知っておくことが大切です。

このページでは、屋根の形状についてご紹介しています。

屋根の形状は主に9種類

屋根の形状は、主に次の9種類あります。

切妻屋根(きりづまやね)

切妻屋根は最も一般的な形状の屋根です。本を開いて伏せたような山形の屋根になります。

2面だけで屋根が構成されるため、工事の初期費用を少なく抑えることができ、雨漏りの心配も少ない形状と言えます。また、積雪による倒壊の危険が小さいのもメリットの1つです。

ただし、妻側と呼ばれる屋根がかかっていない方の外壁に日光や雨が直接当たってしまうため、壁が劣化しやすくなるというデメリットがあります。

寄棟屋根(よせむねやね)

寄棟屋根は、別名「方形屋根」とも言われており、日本では切妻屋根に次いで多く使われている形状です。4方向に傾斜面があるのが特徴となっています。

切妻屋根と比較すると、雨水が住宅内部に浸入しないようにする「雨仕舞い」に優れているというメリットがあります。

しかし構造上、屋根部に垂直面がないため、小屋裏の換気が悪くなりやすいのがデメリットとして挙げられます。

片流れ屋根(かたながれやね)

片流れ屋根は、屋根の一方のみが傾斜している一枚屋根のことです。傾斜角度が20度以内の屋根の場合は「大陸屋根」とも言われています。

一枚の屋根で構成されているため、建築コストが安く抑えられ、ソーラーパネルの設置にも適しているというメリットがあります。

デメリットは、屋根の頂上にある棟と呼ばれている平らな部分に、伝い水という現象が起こりやすく、屋根や外壁が劣化しやすいといった点です。

方形屋根(ほうぎょうやね)

方形屋根は、平面が正方形または四角形になっておりり、頂点が1つの勾配屋根になります。寺社建築などでよく見かける形状ですが、洋風の建物にも用いられています。

寄棟屋根同様、雨仕舞いに優れており、外壁を風雨から守る効果が高いメリットがありますが、屋根部に垂直面がないため、小屋裏の換気が悪くなりがちです。

入母屋屋根(いりもややね)

入母屋屋根は、屋根の上部に矢切りという壁を設けている切妻屋根のことで、屋根の下部が四方に傾斜している寄棟屋根の形状が組み合わさって出来てきます。

複雑かつ重厚な形状は、屋根全体に高級感を感じさせてくれます。また雨風にも強く、雨仕舞いにも優れているなど、切妻屋根と寄棟屋根のメリットを併せ持つのが特徴です。

しかし、屋根の接合部分が多いため、接合部から雨漏りするリスクが高くなります。さらに、重厚な造りであるため、屋根の重量により地震が起きた時の揺れが大きく伝わるのがデメリットです。

半切妻屋根(はんきりづまやね)

半切妻屋根は、切妻屋根の一部を切り取っており、屋根の上部から途中までが寄棟屋根の形状です。別名「はかま腰屋根」「ドイツ破風屋根」とも言われています。

室内面積を変えることなく建てることができるため、家が道路に面している場合や、住宅密集地などに建てられている家に適しています。

ただし、屋根に棟と言われる頂点部分が多いので、雨漏りのリスクが高いというのがデメリットとして挙げられます。

差し掛け・招き屋根(さしかけ・まねきやね)

差し掛け・招き屋根は、屋根が段違いになっている形状です。

上の屋根と下の屋根の間に外壁があるので、外壁に窓を設置すれば採光することができます。ただし、下側の屋根が低いため、雨漏りのリスクが高くなるのがデメリットになります。

越屋根(こし)

越屋根は、切妻屋根の上に小さな切妻屋根が乗っている形状です。

断熱性や通気性に優れており、採光に適したメリットがあります。ただし、形が複雑なので建築コストが高く、継ぎ目が多いので雨漏りが発生しやすいデメリットもあります。

陸屋根(りく・ろく)

陸屋根は、屋根が三角ではなく平らになっている形状のことです。デザインとしてはモダンな雰囲気になるので、一般住宅にも多く採用されています。

陸屋根の場合は、屋上としてスペースを有効利用できるメリットがあり、洗濯物干しやガーデニングを楽しむなど幅広く活用できます。

ただし、陸屋根はほぼ平らな形状なので、雨水の排水には注意しなければなりません。定期的に防水工事によるメンテナンスを行い、雨水が内部に浸入するのを防ぐ必要があります。

片流れ屋根は雨漏りしやすい!?

片流れ屋根で雨漏りが発生する原因

片流れ屋根は雨漏りが起こりやすいと言われています

原因は、屋根の棟で受けた雨水が勾配の低い方向ではなく屋根の裏側を伝ってしまい、そして破風板のすき間や外壁のすき間から雨水が浸透することにより、雨漏りが発生してしまうからです。

特に雨漏りが多いのは、屋根の頂上部にある棟や屋根の横側の「ケラバ」、軒先といった部分です。

片流れ屋根の雨漏り対策

片流れ屋根が雨漏りしやすい原因が分かった上で、雨漏り対策の方法についてご紹介します。

■透湿ルーフィングを増張りする
まずは1つ目は、屋根と壁のすき間に透湿ルーフィングを張る方法です。

透湿ルーフィングとは、湿気を通す機能と防水性を兼ね備えたシートのことで、内部の湿気を逃がして結露や雨漏りを防ぐ効果があります。

■排水用の水切りを設置する
屋根の側面には、外壁に直接雨が当たらないように少し突出している「ケラバ」と呼ばれる箇所があります。

屋根から流れてきた雨水は、このケラバで排水されるのですが、年月の経過とともにゴミやホコリなどが溜まっていきます。そして、溜まってしまったゴミなどが雨水の排水を邪魔してしまうのです。

このような場合は、水切り金具やケラバ専用のシール付き水切りを設置することで適切に雨水を排水でき、雨漏りの発生リスクも抑えられます。

まとめ

屋根の形状は主に9種類あり、それぞれメリット・デメリットがあります。また、雨漏りの発生リスクやデザイン性も異なります。

台風などの自然災害から住宅を守るためには、定期的な点検と修理が大切です。また、雨漏りによる被害を最小限に抑える為にも、屋根の状態に適した正しいメンテナンスを行うようにしましょう。

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