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ルーフィングとは?重要性や種類別の特徴

ルーフィングは、仕上げの屋根材と野地板の間に敷かれる防水シートのことで、外からは見えません。しかし、防水性の高さは、このルーフィングの仕様に左右されるため、非常に重要なポイントとなります。

このページでは、ルーフィングの役割や重要性、施工方法を解説いたします。また、施工中に雨が降った場合の対応も説明しているので、注意点もあわせてご確認ください。

ルーフィングとは

冒頭でもお伝えしたとおり、ルーフィングは仕上げ材と野地板の間に施工されている防水シートのことを指します。「防水紙」「ルーフィングシート」とも呼ばれます。

ルーフィングの役割は、屋根材の隙間から、雨水が野地板(下地材)への張り込むのを防止することです。

たとえ正確に設置された屋根材でも、雨水は小さな隙間から流入するため、雨水の浸入は100%は防げません。ルーフィングが敷かれていれば、雨水が野地板へ染み込む前に、屋根材の隙間から排水することができます。

もしルーフィングに問題が見つかった場合は、雨水が野地板に浸入する可能性が高くなり、雨漏りの発生や建材の腐食にも繋がる恐れがあります

ルーフィングの種類

ルーフィングの種類を4つご紹介します。

アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングは、板紙にアスファルトを染み込ませたもので、最もよく使われるシートです。

1㎡あたり940gの質量があり、価格を抑えたい場合におすすめです。

ただし、費用は安く済みますが、湿気を排除できないという欠点があります。また、タイミングを見て張り替える必要もあり、場合によってはランニングコストがかかってしまう可能性も考えられます。

単価 200円~/㎡
耐用年数 10~15年
特徴 初期費用が安いが、破れやすく耐久性が低い

改質ゴムアスファルトルーフィング

改質ゴムアスファルトルーフィングは、板紙にゴム化させたアスファルトを塗覆し、裏側に不織布を貼り合わせたものです。

通常のアスファルトルーフィングより、防水性に優れています。ルーフィングを取り付ける際に使用するタッカーとの相性も良く、圧力が加えられても雨水が野地板へ浸入しません。

単価 400円~/㎡
耐用年数 20~30年
特徴 破れにくく耐水性も高いが、結露のリスクがある

透湿ルーフィング

透湿ルーフィングは、高い防水性を誇るシートです。湿気を逃す作用も働き、野地板への結露を防止できます。

実際に施工する際には、屋根の通気層を確保する「通気工法」を行うため、工期は長めになります。

単価 500円~/㎡
耐用年数 50年
特徴 耐久性や防水性は高いが、初期費用がかかる

粘着層ルーフィング

粘着層ルーフィングは、シートの裏側がシール状になっているタイプです。野地板に密着するため、最も止水性に優れています。

また粘着層ルーフィングは、改質ゴムアスファルトルーフィングと透湿ルーフィングの2種類に対応しています。粘着層の改質ゴムアスファルトルーフィングは、カバー工法時に採用されることがあります。

単価 900円~/㎡
耐用年数 30~50年
特徴 タッカーを使わないため、屋根材や野地板を傷めるリスクが無い

ルーフィングの施工方法

施工方法はルーフィングの種類によっても異なりますが、ここでは一般的な手順をご説明します。

1.軒先から頂点へ向かって、ルーフィングを並べる
2.下から上へ貼っていく(谷間などはルーフィングを二重・三重にする)
3.釘を使った場合は、その上に防水シートを貼り、シーリング処理を行う
4.下屋根と壁の密接した部分に、ルーフィングを貼る

重要なポイントは、貼り合わせるときに10~20cmの重ね幅を作ることです。雨水の浸入を防ぐには、ルーフィング同士に隙間を与えてはいけません

また、タッカーを使う際はルーフィングに小さな穴を開けることになるので、穴回りの隙間を最小限に抑える為にタッカーは直角に打ちます。

ルーフィング施工中に雨が降っても大丈夫?

ポツポツした雨が降る程度であれば、施工に問題はありません。ただし、台風のような暴風雨では、一時的に施工を中断する必要があります。

もし強い雨が降る中で施工を続けてしまうと、ルーフィングの繋ぎ目から雨水が浸入する恐れがあります。

施工途中で作業をストップさせる時は、屋根全体をブルーシートで覆う対策が取られます。

注意点として、ルーフィングには防水性がありますが、下地の野地板は水分を吸収する可能性があるため、雨が入り込まないようにしっかりとカバーすることが重要です。

まとめ

ルーフィングは屋根材と野地板の間に敷かれる防水シートで、雨水の浸入を防ぐ役割があります。ルーフィングを選ぶ際は、費用や耐用年数、防水性や屋根材との相性も含めて検討することが大切です。

ルーフィングを施工する時は、ルーフィング同士に隙間が生まれないよう、重ね幅を作りしっかり貼り合わせることが重要なポイントとなります。また、雨天時の施工でも小雨であれば、施工中も途中で止める必要はありません。

屋根修理やリフォームを考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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