新築購入:382人(76.4%)
中古購入:118人(23.6%)
合計:500人
戸建てに住んでいる方500人を対象に、ご自身の家で使用している屋根材の種類を聞いたところ、スレート(カラーベスト、コロニアル)が128人、日本瓦が120人という結果となり、多くの住宅でスレートと日本瓦が使われていることがわかりました。
実際にスレートは住宅に使用する屋根材で最も多く採用されているため、今回の結果についても納得の結果と言えます。スレートは施工費用が比較的安価で、施工できる業者が多く、デザインやカラーも豊富に揃っているため、屋根材を選ぶ際には候補の一つとして挙げられるでしょう。
日本瓦は、価格の高さや重量の問題から新築物件で採用されることは少なくなってきていますが、古くから使用されてきた屋根材で耐久性も非常に高いため、築年数が経っている建物では現在でも多く使用されています。伝統的な美しさや重厚感のある雰囲気が魅力的で、塗装によるメンテナンスも不要なのが最大の特徴です。
そして、金属屋根の中で主流となっているガルバリウム鋼板が44人という結果となり、3番目に多く使用されていることもわかりました。スレートや日本瓦と比べると馴染みのない方も多いかもしれませんが、軽量でデザイン性や耐久性に優れている特徴があるため、現在は新築時やリフォーム時にガルバリウム鋼板を使うケースが増えてきてきています。
それぞれの屋根材の修理方法
・スレート屋根の特徴と修理方法や費用相場
・日本瓦の特徴と修理方法や費用相場
・アスファルトシングル屋根の特徴と修理方法や費用相場
・セメント瓦・モニエル瓦屋根の特徴と修理方法や費用相場
・陸屋根(平屋根)の特徴と修理方法や費用相場
・ガルバリウム屋根の特徴と修理方法や費用相場
・トタン屋根の特徴と修理方法や費用相場
500人中「屋根材の種類はわからない」と答えたのが143人という結果となり、全体の28.6%の人が屋根材を知らないということもわかりました。
また、新築購入と中古購入別の人数は以下のようなります。
【新築購入】
合計:382人
屋根材を知っている:281人(73.5%)
屋根材を知らない:101人(26.4%)
【中古購入】
合計:118人
屋根材を知っている:76人(64.4%)
屋根材を知らない:42人(35.5%)
割合的にはそれぞれ大きな差はないものの、中古購入のほうが屋根材の種類を知らない人がやや多い結果になりました。
屋根材はその種類によってメンテナンス方法や耐久性が大きく変わってくるため、ご自身の家で使用している屋根材を知っておくのはとても重要です。ベストなタイミングで適切な方法でメンテナンス・修理を行うことで、屋根全体の寿命を延ばすことができます。
屋根材の種類がわからなければ、メンテナンスが必要なのか?いつまで使用できるのか?もわからないまま過ごすことになり、気づいた時には屋根材が剥がれてしまったり、雨漏りしていたなどの大きなトラブルが発生している恐れもあります。
大切なお家を守るためにも、屋根材の種類や必要なメンテナンスなどをきちんと把握しておき、適切な時期に正しい方法でメンテナンス・修理を行うようにしましょう。