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アスベスト入り屋根材は危険?見分け方やリフォーム方法

アスベストは、2005年(平成17年)に健康被害の報告があげられました。その後は社会問題となり、さまざまな代替措置や対処法も進められています。

このページでは、アスベスト問題の根本やアスベスト入りの屋根材について、危険度を含めた注意事項を解説しています。

また、アスベストを含む屋根材のリフォーム方法、業者の選び方も紹介いたしますので、「屋根材にアスベストが含まれているかも」と心配な方は、せひリフォーム検討時にお役立てください。

アスベスト問題とは?アスベスト入り屋根材の危険性

まずアスベストとは、石綿のことです。石綿は天然の繊維状けい酸塩鉱物で、繊維がとても細く、防音・断熱・保温資材として利用されてきました。

そして、安価で使い勝手も良いことから、さまざまな場所で使われていましたが、1975年(昭和50年)に原則として使用が禁止となりました。現在は製造禁止なので、新しい建物には使われていません。

アスベストの使用・製造が禁止された理由は、研磨機や切断機で飛散しやすく、それを吸い込むことで肺繊維症や悪性中皮腫を発症する危険性があるからです。

石綿による被害は潜伏期間が長く、悪性中皮腫に至っては平均35年前後あり、長い年月の末に健康に害を及ぼします。

屋根入りアスベストに注意すべきなのは撤去時

アスベストは存在するだけなら、健康被害はほぼありません。問題は、撤去や解体の時です

アスベストが飛び散らなければ吸い込まないので、アスベスト入りの屋根材を使用している場合でも、今すぐ撤去の必要性には迫られないでしょう。ただし、撤去時は危険性を伴うので、入念な作業方法の確認が必要です。

アスベストを含む屋根のリフォーム方法

アスベストを含む屋根材のリフォームをご説明します。リフォーム工事は、作業人数・屋根の状態・天候・周囲の環境によって、工期や費用の目安も変わります。

塗装

アスベストを含む屋根材を塗装する際は、アスベスト飛散防止用の塗料を使います

大まかな流れは次の通りです。アスベスト飛散防止の塗料を使用する以外は、通常の塗装工程と変わりません。

1.アスベストが飛散しないよう表面を固める
2.屋根の掃除やカビの処理
3.補修や下塗り
4.防水仕上げや上塗りで完成

費用は屋根の面積や業者によって異なりますが、一般的には50~80万円程が相場です。

メリット ・工期が短い(戸建てで5~7日程度)
・費用を抑えられる
デメリット ・高圧洗浄した際に、飛散の可能性がある
・塗装の劣化すると、屋根が破損してアスベスト飛散の可能性がある

カバー工法

カバー工法とは、古い屋根の上に新しい屋根を重ねる方法です。古い屋根をそのまま残しておくので、アスベストが飛散する危険性はありません

カバー工法の大まかな流れは以下の通りです。カバー工法で新たに設置する屋根材は、軽量なガルバリウム鋼板やアスファルトシングルを用いることが一般的です。

1.屋根の頂点にある棟板金と貫板の撤去
2.古い屋根材の上に下地材を張る
3.防水シートを張る
4.新しい屋根を重ねる
5.棟板金や貫板の設置とコーキング処理で完成

カバー工法にかかる費用は屋根の面積や業者によって異なり、相場は80~150万円程になります。

メリット ・工期が短い(戸建てで5~7日程度)
・屋根が二重になるので断熱性・遮熱性が高くなる
デメリット ・アスベストが残る
・屋根の劣化状況によっては施工不可

葺き替え

葺き替えとは、古い屋根を全て撤去し、屋根を丸ごと新しくする方法です。塗装やカバー工法とは違い、アスベスト入りの屋根材を撤去するため、十分に注意して作業する必要があります

葺き替えの大まかな流れは次の通りです。

1.古い屋根の撤去
2.下地補修と防水シートの設置
3.新しい屋根の設置
4.足場の解体で完成

葺き替えの費用は屋根の面積や業者によって異なり、一般的には150~200万円が相場です。新たに使用する屋根材の種類によって、費用は大きく変動します。

メリット ・屋根全体を全て交換するので寿命を延ばせる
・アスベストの除去が可能
デメリット ・工期が長い(戸建てで7~10日程度)
・費用が高め

アスベスト入り屋根材をリフォームをする時の業者の選び方

アスベストを含む屋根材をリフォームする時の業者を選ぶポイントをご紹介します。

資格を持っているか

2022年4月から住宅のリフォームを行う際に、建材にアスベストが含まれているかを労働基準監督署と自治体へ報告することが義務化されています。

さらに法律が改正され、2023年10月以降この報告は「石綿含有建材調査者」という資格を持っている人しかできなくなります。現在一般的によく聞かれる「石綿作業主任者」とは異なる資格です。

そのため、アスベストの有無にかかわらず、石綿含有建材調査者を保有しているか確認しておく必要があります

あらゆる工事に対応しているか

アスベスト入りの屋根をリフォームする場合、屋根の状態によって様々な対応が求められます。そのため、対応できる工事内容が幅広ければ、お客様のご要望に最適な工法を提案できます。

どれだけリフォーム実績を持っているか、どんな工事を請け負ってきたか、過去の事例も確認て業者を選ぶことが大切です。

しっかりと調査をしてくれるか

屋根の状態を写真に撮り、わかりやすく説明してくれるかという点も重要なポイントです。お客様は、屋根に登って確認できません。だからこそ、しっかり現状を報告する姿勢が問われます。

「アスベストが含まれるから」と言って、すぐに撤去を勧める業者にはご注意ください

アスベスト含有の代表的な屋根材

主にアスベストはスレート屋根・粘土瓦以外の瓦・セメント瓦に含まれます。含有量はそれぞれに異なりますが、代表的なスレート屋根の種類は次の通りです。

・カラーベスト
・コロニアル
・アーバニー
・スぺリアル
・ランバード
・ミュータス
・ジュネス
・ルネッサ

他にも屋根材はあり、国土交通省の「石綿(アスベスト)含有建材データベース」で確認が可能です。

まとめ

アスベストを含む屋根でも、リフォームはできます。リフォーム方法としては、塗装・カバー工法・葺き替えの3種類あります。

注意を必要とするのは撤去時なので、業者を選ぶ際は資格を持った業者を選定することが重要です。また、対応できる工事の幅や調査状況も確認しましょう。

「我が家の屋根材はどうだろう」と思ったら、国土交通省のホームページでアスベストを含む屋根材を調べられます。

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