雨漏りの調査・修理には、豊富な知識と高い技術力が必要となるため、業者選びもとても重要なポイントとなります。
このページでは、雨漏り診断士についてご紹介していきます。また、資格以外の面で業者を選ぶ時に注目すべき点も説明いたします。
雨漏り診断士とは、NPO法人雨漏り診断士協会で認定された資格取得者のことを指します。
雨漏り診断士の資格取得の条件は、認定試験に合格することです。
受験資格は、試験当日に満20歳以上であれば誰でも受験することができます。認定試験合格者には、登録番号が記載されたIDカード(顔写真入り)が支給されます。
雨漏り修理の業者を選ぶ際には、雨漏り診断士の資格を取得している業者を選ぶことをおすすめします。さらに、修理実績が豊富な業者であれば尚良しでしょう。
なぜなら、雨漏りの調査・修理には豊富な知識や経験、優れた技術力が必要となるため、雨漏りに関する知識と実績を持った業者のほうが信頼性が高いからです。
次に、雨漏り診断士以外の資格についてご紹介します。
雨漏り鑑定士とは、一般社団法人 雨漏り鑑定士協会で認定された資格取得者のことを指します。雨漏りの原因を的確に判定し、雨漏りの発生を未然に防ぐことを目的とした専門技術者です。
雨漏り鑑定士の資格取得の条件は、認定試験に合格することです。
受験資格は、20歳以上の日本国籍を有しており、さらに実務経験3年以上、または建築士、宅地建物取引主任者の資格を有することが条件となります。
ITCサーモグラファーは、フリアーシステムズで認定された資格取得者のことを指します。雨漏りの診断で活用される赤外線カメラに関する資格です。
レベル1ITCサーモグラフィーコース、レベル2サーモグラフィーコースに分かれており、赤外線に関する知識や赤外線カメラの使用方法などを習得し、試験に合格すると認定証が授与されます。
雨漏り検診士とは、一般社団法人 雨漏り検診技術開発研究所で認定された資格取得者のことを指します。雨漏りに関して、公正な立場で検査および診断を行う専門技術者です。
学科講習を修了後、雨漏り検診士資格認定試験に合格することが取得条件になります。
業者選びの際は、雨漏りに関する資格を取得していることはもちろんですが、それ以外にも大事なことがあります。
ここでは、業者選びのポイントについてご紹介します。
説明が丁寧で、質問にもハッキリと答えてくれる業者は、知識が豊富で信頼性も高いと言えます。分からない点や要望などがあれば、納得がいくまで説明を受けるようにしましょう。
反対に、説明や質問の返答が雑で曖昧な業者は、お客様の気持ちを考えずに業者本位の工事を行ったり、知識や経験が不足しているといったことが考えられます。
見積書に工程や単価などが詳しく書かれていることも重要なポイントです。
工程が書かれていないと、どのように工事を進めるのか分からないので、手抜き工事をされるリスクが高まります。また、各工程の数量や単価の記載も、見積金額の妥当性を見極める為にとても大切な部分です。
見積書の詳細をチェックすることで、修理に関する費用相場を把握できたり、他社との見積もりを比較する際の判断材料になります。
業者を選ぶポイントとして、やはり実績の有無は必須ではないでしょうか。
屋根修理や雨漏り調査・修理は、業者の技術力はもちろん経験値も大きく影響するので、業者のホームページの施工事例やネットの口コミを確認しておくと安心です。
契約を急かしてくる業者は危険です。
例えば「今契約したら、○○を無料にします」や「3日以内に契約しないと金額が高くなる」などと言う業者がいますが、これはお客様の判断を鈍らせて、他社との相見積もりをされないようにするためです。
このような業者には依頼しないよう気を付けましょう。
雨漏り診断士は、雨漏りに関する知識を持っている証を言えるため、業者を選ぶ際は資格の有無も確認しておくと安心です。
また、資格の他にも雨漏り調査・修理をする業者を選ぶポイントとしては、次の3つが挙げられます。
①担当者からの分かりやすい説明と豊富な知識がある
②見積書に工程、数量、単価などが詳しく書かれている
③実績が豊富である
以上の点をふまえて、業者選びは慎重に行うようにしましょう。