雨漏りが発生すると突然のことに焦ってしまい「修理はどこに頼むのがいいのか」「どうやって自分で直そうか」等と悩んでしまいますよね。
実は、雨漏りは水が漏れてきている所が原因とは限りません。そのため、建物全体の構造を把握して、どこが本当の原因なのか突き止めることが非常に重要となります。
そして、実績のある施工業者に正しい処置をしてもらわなければ、雨漏りは繰り返されることになります。
そこで「なぜ雨漏りは繰り返されるのか」「再発した際に自分で直せるのか」「どのような業者を選び、どのような工事をしてもらえばいいか」を解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
「一度修理をお願いしたのに雨漏りが再発した」「今度は違う場所から水が漏れている」など、雨漏りは一筋縄ではいかないことが多く、繰り返される場合があります。
雨漏りの再発には、具体的にどのような原因が挙げられるのかをまとめてみました。
雨漏りは意外な部分が原因となっていることも多く、水漏れしている所だけを直せば解決するというわけではありません。
中には熟練のプロでも一度で直せない事例もあるため、知識が浅く誤った推測をする業者や経験のない素人の判断では、また雨漏りを繰り返す可能性が高いでしょう。
雨漏り修理には、根本的な雨漏りの原因を突き止める豊富な経験と技術、そしてなによりも建物の構造全体を把握している専門知識が最重要です。
雨漏りの原因を見誤り、憶測で適当な修理をしてしまうと、再発や別の場所からの雨漏りを引き起こしかねません。
雨漏りしている場所だけを見て、応急処置に等しい手早い修理をしただけでは雨漏りは解決しません。意外な部分に原因が隠れていることが多いため、建物の構造を知り、雨漏りの無い部分の点検もしてくれる業者が好ましいです。
このように、施工業者の経験不足や技術不足によって雨漏りを再発させてしまう場合があります。
雨漏り箇所の修理中に他の場所を破損させてしまったり、傷をつけてしまったりすることで、さらに雨漏りを広げたり新たな場所からの雨漏りを引き起こすなど、二次被害に発展するケースもあります。
特に、技術不足の業者や自ら直そうと素人が慣れないDIY作業をすると、作業中の不注意が起きる危険性が高くなります。
ハウスメーカーへ修理を依頼する場合は、下請けの業者が修理を行います。その際に、ハウスメーカーから下請け業者へ正確な情報が届かなかったことにより、適切な修理が行われず欠陥が残る場合があります。
また、ハウスメーカーが少しでも利益を出そうと、いい加減な業者への依頼したり格安で委託することで、結果的に手抜きの工事をされるケースもあります。
上記のような場合、雨漏りが再発、拡大してしまった時に責任を所在がはっきりせずに、たらい回しにされることも少なくありません。
雨漏りを繰り返すことによって下地の木材が腐り、倒壊やカビ、シロアリの発生といった二次被害にも繋がってしまいます。特にシロアリ被害の8割は、雨漏りが原因と言われています。
繰り返し修理をしたり、二次被害が起こると、膨大な修理費用もかかります。負担を最小限に抑える為にも、雨漏りは放置せずに早急に対処することが大切です。
悲しい事に、雨漏り修理を行う業者の中には悪徳業者も存在します。
例えば、必要のない工事を提案して費用を増したり、いい加減な修理をして雨漏りが悪化するケース、見積もりを作らずに作業を進めて最後に多額の請求するなど、悪徳業者による被害が後を絶ちません。
業者を選ぶ際は、まずはしっかりと現地調査をしてもらい、問題点について納得のいく説明をしてくれるかをチェックしましょう。疑問にしっかりと答えてくれ、納得したうえで施工を開始してくれる業者は信頼できます。
さらに屋根や2階部分などの見えない所に関して、写真や動画などを撮って説明してくれる業者であれば、より安心感があります。
そして、必ず見積書を提出してくれる業者を選ぶことが重要です。見積書がなければ「なぜこの工事が必要なのか」「どのような工事になるのか」といった内容がわからず、手抜き工事をされる可能性もあります。
雨漏りしていると焦ってしまうかもしれませんが、できるだけ複数社から見積もりを取り、工事内容や金額、業者の対応、保証内容などを比較することが大切です。
突然訪ねて来て「今すぐ屋根を直さないと雨漏りします」など、不安を煽るような訪問販売には要注意です。
最悪の場合、必要のない工事を勧めて屋根全体を葺き替えるよう提案したり、「無料で点検します」と言って最終的には強引に契約へもっていこうとする業者もいます。
その他にも、知識がないにもかかわらず専門的な用語を使って高額な見積もりを提案するケースや、屋根に登って修理したと嘘をつき、実際にはコーキングやテープで応急処置しただけで適切な工事をしていなかったというケースもあります。
全ての訪問販売が悪徳業者というわけでありませんが、訪問販売によるトラブルが多いのも事実なので、上記のような業者は避けるようにしましょう。
雨漏りはしっかり原因を究明し、適切な処置をしなければ二次被害に発展します。二次被害が起こると多額の修理費用がかかり、何度も業者を呼ばなくてはならないため、金銭面だけではんく精神面でも負担が大きくなってしまいます。
業者を選ぶ際は、建物や雨漏りに関しての知識が豊富で、さらに修理実績もあり、納得のいくまで丁寧に説明をしてくれるような信頼できる業者を見極めることが肝心です。
突然の雨漏りに戸惑ってしまいがちですが、慎重に業者選びをすることが雨漏りの再発を防ぎ、大切なお家を守ることに繋がります。
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