テラスとは、マンションや一戸建ての建物の外部にあって、地面より1段高くなっているスペースのことを指します。
このテラスにも屋根を付けることができ、テラス屋根など呼ばれることが多いです。
原因の1つとして、経年劣化が原因による雨漏りです。
テラスやテラス屋根は常に雨風や紫外線を浴びているため、月日の経過と共にひび割れや歪みなどが見られるようになります。そして、亀裂や生じた隙間から雨水が浸入するケースが考えられます。
台風や強風により、テラス屋根が飛んで行ってしまったり、木や石などがテラスに飛んできて支柱や屋根を傷つけてしまう場合があります。また、鳥がつついて塗装の剥がれや破損などに発展するケースもあります。
台風や強風が発生した後や鳥が多い環境の場合は、定期的に点検しておくと安心です。
テラス屋根と外壁の継ぎ目には、コーキングと呼ばれるゴム状の部材が充填されており、コーキングは経年劣化によってひび割れや剥がれなどを引き起こします。
コーキングの劣化を放置していると、亀裂や隙間から雨水が入り込んで雨漏りが発生してしまいます。
コーキングの劣化が激しい場合は、一度コーキングを除去してからプライマーを塗布し、新たにコーキングを充填していきます。プライマーは、コーキングの剥離防止や接着剤の役割を担っているので、コーキングの補修には必要な工程です。
業者に依頼して修理する場合の費用は、1箇所につき5,000円~10,000円が相場となります。
テラス屋根に使用される素材は、主に「ポリカーボネート」「折板屋根」「塩化ビニール」の3種類あります。
現在の主流となっているのはポリカーボネートと呼ばれる素材で、積雪の多い地域ではスチール製の折板屋根も用いられています。
テラス屋根の交換費用については、部分交換する場合と全体交換する場合に分かれます。それぞれの費用相場は次の通りです。
屋根パネルの部分交換:1枚あたり20,000円~50,000円
屋根パネルの全体交換:50,000円~300,000円
テラスの支柱が折れて倒壊してしまった場合は、古いテラスを撤去して新しくテラスを設置するしかありません。
撤去から再設置までのトータル費用相場は、300,000円~500,000円程になります。
テラス屋根には、日よけや雨除けになる、室内の温度上昇を抑える等のメリットがあります。
反対にテラス屋根を取り付けるデメリットとして、台風などで破損する可能性があるといった点が挙げられます。
後付けで屋根を取り付ける際に外壁に穴を開けてしまうと、室内に雨水が入り込むリスクが高まるので注意が必要です。
また、外壁塗装などのリフォームを行う時にも支障が出るので、穴を開ける前には雨漏りする可能性や住宅リフォームのことも考えておくことが大切です。
現在では「独立型」と言われる外壁に穴を開けない方法もあります。ただし、外壁とテラス屋根を固定しない方法なので、強風には弱いという欠点があります。
テラス屋根を設置する際は、将来的なリフォームや雨漏り、強風などによる被害を理解したうえで工事を進めることが重要です。
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